ホルムズ海峡は、世界の原油・LNG(液化天然ガス)の約2割、日本が輸入する原油の8〜9割が通過する輸送の要衝とされる。再封鎖をめぐる緊張で国際原油価格は高止まりし、世界の肥料の約3分の1も同海峡を通るため、食料の供給・価格にも波及しうる。国際通貨基金(IMF)は、エネルギー価格が10%上昇すると世界のインフレ率が約0.4ポイント押し上げられ、成長率は0.1〜0.2ポイント下押しされると試算している。
主な焦点は3点
- 1. 原油・LNGの主要輸送路であり、日本の中東依存度も焦点
- 2. 物価高と景気減速が同時に進む「スタグフレーション」への懸念
- 3. 肥料の輸送を通じ、食料の供給・価格にも波及する恐れ
学習のポイント
エネルギー安全保障とサプライチェーン、資源価格が世界経済・物価に及ぼす波及(IMFの試算)、特定の海路に依存することのリスクを学べる時事事例。